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早期英語教育と英語力

研究ノート代わりのブログ

ことばの習得 ー母語獲得と第二言語習得ー


ことばの習得―母語獲得と第二言語習得―

早期英語教育関連についていくつか本を読んでいこうと思い、選んだ1冊目がこちら。
鈴木孝明と白畑知彦共著の『ことばの習得―母語獲得と第二言語習得―
アマゾンでは『母語習得』と書かれているが、『母語獲得』である。(英語にすればどちらもacquisitionで変わりはないのだが、タイトルは正式名で。)

過去にも(10年くらい前)第二言語習得に関係する本を読んだことがあったが、当時は英語圏の文献を参考に書かれているものがほとんどで、日本人の英語習得研究について書かれている書籍はなかったように記憶している。読んだ量が少なかったのかもしれないし、選んだ本がちょうどそうだったのかもしれない。

まずは母語獲得の過程から始まる。
これも日本人が日本語を獲得していく過程の研究が書かれていて面白い。
素人考えとして、赤ちゃんが母語を獲得するのは、お母さんやお父さんなど周りの大人達が赤ちゃんにたくさん話しかけ、幼児、児童になって自分で話し始めるようになったとき、自分でも周りから積極的に学び、12歳になる頃には大人と変わりない母語が身についているのだと思っていた。
基本的にはそういう過程を辿っていくようだが、研究はもっと奥深くまで調査されていた。

そして第2部が第二言語習得について。
第二言語習得が原因で母語に悪影響が出るなどの仮説は書かれていないが、第二言語を勉強する上で、母語の特性が第二言語に影響される点については書かれている。

第二言語習得研究もまだ浅く、巷で騒がれている「小学校で英語を始めたら日本語がおかしくなる!」論は根拠がないのである。今後研究が進むことに期待している。

気になった項目は後々まとめていきます。